ちょっとでもいい思いをした初めての記憶は一生モノ

よくだめんず好きな人がいますが、私も同じです。 新たに好きな人ができると、久しぶりの恋愛モードに浮かれている心の奥底で「またしても、だめんずだわ」と意識している自分が確実にいるのです。

 

でも、それでも、自分でも呆れてしまいますが、だめんずに惹かれてしまうんですね。 いったい何故なんだろうと考えてみました。 そもそも、私が好きになった初代だめんずは中学生の頃に出会いました。 勉強もできないし、運動も出来ない、生活習慣もだめだめ。 それでも私を女子として認めてくれた最初の人なのです。 他にも可愛い子はたくさんいて、性格だって良い子だってたくさんいるのに私を好きと言ってくれた人。 その時の高揚感たらありません。 本当に見る景色が違って見えたような気がしたものです。

 

そして、その当時の「だめな男でも自分を好きでいてくれる人がいるっていいもの」という価値観が私の中で生まれてしまったのです。 ゆえに、いまでも私はだめんずから卒業できないまま。 「私ってだめね」とは言ってみるものの、本気で修正しようとしていないところがだめんずを卒業できない所以です。 でも、私みたいなだめんず好きって結局は似たか寄ったかなんじゃないかしら。 自分を好きでいてくれる人がいることの幸福感が忘れられないのです。